こんばんは。
今日も一日、お疲れさまでした。
ビールでも、ハイボールでも、レモンサワーでも、お茶でも。
一杯飲みながら、ゆる~く読んでもらえたら嬉しいです。
実はこの話、ずっと書こうか迷っていました。
「一度辞めた病院に戻った。」
それをわざわざ自分から発信するのは、正直ちょっと勇気がいります。
「なんで辞めたの?」
「戻るなんて気まずくなかったの?」
「周りから何か言われなかった?」
きっと、そう思う人もいるでしょう。
でも、あの時の僕と同じように、
仕事と家庭の間で悩んでいる人が、今この瞬間にもどこかにいるかもしれない。
そう思ったら、この経験を書き残しておきたくなりました。
僕も昔は「一度辞めた職場に戻るなんて絶対ないだろうな」と思っていました。
……ところが、戻りました(笑)。
しかも今では、「あの時辞めたことも、戻ってきたことも、どちらも必要な経験だったな」と思っています。
今日はそんな話を、晩酌のお供に聞いてください。
仕事が嫌で辞めたわけじゃない
まず最初に言っておきたいのは、職場が嫌だったわけではありません。
むしろ、この病院で働くことは好きでした。
じゃあ、なぜ辞めたのか。
理由は、とてもシンプルです。
家族を優先したかったから。
当時、妻は産後で心も体も限界に近い状態でした。
生後8か月の娘はミルクをなかなか飲んでくれず、毎日が試行錯誤。
さらに、自分の母は娘が産まれる半年前に急逝。姉は遠方。
義母も手術を終えたばかりで、「助けて」と言える状況ではありませんでした。
もちろん、仕事も大切です。
でも、それ以上に「今しか支えられない家族」が目の前にいました。
限界に達した妻が泣きながら「私1人ではもう無理。仕事行かないで、一緒に子どもをみてほしい。」
と、
元々、明るい性格で、私の母が亡くなった時も落ち込んでいた自分を必死に支えてくれた妻が
別人のようになった姿で言うもんですから、これはただ事ではない。
私は退職することを、決断しました。
「もったいないね」と言われた。でも…
退職を決めると、本当にたくさんの人から声をかけてもらいました。
「もったいないね。」
「せっかくここまで頑張ったのに。」
その言葉は、本当にありがたかったです。
でも、あの頃の私には仕事より大切なものがありました。
だから迷いながらも、家族を選びました。
そして、しばらくして妻から言われた一言があります。
「あの時は辞めてくれて、本当に助かった。」
その一言を聞いた時、
「あぁ、この選択は間違っていなかった。」
そう思えました。
さらに姉からも、
「私は辞めて正解だったと思うよ。」
と言われました。
仕事では評価されなくても、家族がそう思ってくれているなら十分。
今でも、その言葉には救われています。
実は、あの時ブログを書いていました
退職した頃の僕は、正直かなり落ち込んでいました。
そんな気持ちを整理したくて、ブログを書いたんです。
すると後日、子育て中の知り合いからメッセージが届きました。
「ぶっちゃけ、共感しすぎて泣いた。」
え?
泣くほど?(笑)
でも、その言葉が本当に嬉しかったんです。
「あぁ、自分だけじゃなかったんだ。」
「同じように悩んでいる人がいるんだ。」
ブログを書いてよかったと、心から思えた瞬間でした。
まさか同じ病院へ戻るなんて
家庭も少しずつ落ち着き、別の新しい職場で働いていたのですが、
ご縁があって、以前勤めていた病院と仕事上で繋がることがありました。
その時に院長と看護部長と再会し、声をかけていただきました。
その時に、冗談交じりでも
「戻ってきたらどう?」と言われ、
正直、思ったのは、
「やっぱり、この病院でもう一度頑張ってみたいな。」
でした(笑)。そう思ったら、もう行動に出すしかないって事で看護部長へ電話。
ご縁って本当に不思議なもので、気付けばもう一度この病院で働く事が決まりました。
そして初出勤の日。
めちゃくちゃ緊張していました。
気分は映画のワンシーンです。
「恥ずかしながら帰って参りました!」
完全に、生き延びて帰還した日本兵の気分(笑)。
すると職員さんたちが笑いながら、
「お帰りなさい!」
と言ってくれました。
あの瞬間は、本当に嬉しかったですね。
「戻ってきてよかった。」
心からそう思えた瞬間でした。
出戻りして数カ月後・・
おかげさまで毎日忙しく働いています。
地域連携室で退院支援をしたり、病院の広報を担当したり。
病院や介護施設、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所へ定期的に挨拶訪問や営業活動。
気づけば数十年ぶりに満床になる瞬間にも立ち会うことができました。
もちろん、それは自分一人の力ではありません。
でも「あの時戻る決断をして良かった」と思える出来事でした。
一度外へ出たからこそ見えた景色
人って、当たり前だったものを失って初めて、そのありがたさに気づくことがあります。
以前は当たり前だった職場。
毎日顔を合わせていた仲間。
地域のケアマネジャーさんや施設の相談員さんとのやり取り。
退院支援で悩みながらも、一人の患者さんを送り出せた時の達成感。
一度離れたからこそ、「自分はこの仕事が好きなんだな」と気づくことができました。
そして、大変だった育児の経験をしたことも、私の人生において大きな財産になりました。
患者さんやご家族の「大変なんです」という言葉を、以前より少しだけ実感を持って受け止められるようになった気がします。
出戻りって、悪いことじゃない
「一度辞めた職場には戻れない。」
そんなイメージを持っている人も多いかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
辞めることが悪いわけじゃない。
戻ることが恥ずかしいわけでもない。
その時、その時の自分や家族にとって、一番大切な選択をすること。
それが一番なんじゃないかなと思います。
人生は、思い通りにいかないことの方が多いです。
でも、だからこそ面白い。
あの時退職したから、今の自分があります。
そして今、またこの病院で働けていることに感謝しています。
最後に
もし今、このブログを読んでいるあなたが、
仕事を辞めようか迷っている。
家庭との両立に悩んでいる。
一度辞めた職場には戻れないと思っている。
そんな気持ちを抱えているなら、一つだけ伝えたいことがあります。
人生は、一度立ち止まってもいい。
遠回りしたっていい。
その経験は、決して無駄にはなりません。
実際、あの頃は「もうこの病院で働くことはないだろう」と思っていました。
でも今は、こうして同じ病院で社会福祉士として働いています。
人生、本当に何があるか分かりません。
だからこそ、その時々で大切なものを大切にしてほしい。
それが、今の僕の本音です。
……
さて。
気づけばグラスも空になってしまいました。
今日はこの辺で。
また次回も、晩酌のお供になれるような話を書こうと思います。
それでは皆さん。
乾杯。🍻


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