最近、インスタやTikTokなどのSNSを使って、
やたらと発信に力を入れている病院や施設、増えましたよね。
正直に言います。
これは悪いことではありません。むしろ良いことです。
医療・福祉業界はどうしても閉鎖的になりがちですし、
「中で何をやっているのか分からない施設」より、
オープンに情報を出しているところの方が、
患者さん・利用者さん・家族にとっても安心感があります。
ただ──
最近、強烈に違和感を覚えることがあるんです。
「広告だけ」頑張っていませんか?
なぜ、こんなことを思うようになったのか。
理由はシンプルです。
辞めた職場ほど、広告を頑張っている。
これ、私だけの感覚じゃないと思います。
・やたらとSNS更新が活発
・イベントやキャンペーンの告知は多い
・「働きやすさアピール」の投稿が増える
・キラキラした動画や写真ばかり流れてくる
一方で、
今もそこで働いているスタッフから聞こえてくるのは、
- 人が辞めても補充されない
- 業務改善の話は何年も前から出ているのに進まない
- 現場の声が上に届かない
- 利用者・患者も増えていない
……という、中の現実。
勘違いしてほしくないこと
ここで、はっきり言っておきます。
私は
「辞めた職場の悪口を言いたい」
「特定の病院や施設を叩きたい」
わけではありません。
言いたいのは、
「順番が完全に逆になっていませんか?」
ということです。
中身が伴っていない広告は、逆効果になる
はっきり言います。
中身が伴っていないのに、SNSやイベントで集客しようとするところほど、ダメな病院・施設です。
着眼点がズレています。
本来あるべき順番は、こうです。
- 現場の環境を整える
- スタッフが定着する
- 利用者・患者にとっての質が上がる
- その「結果」を発信する
なのに、
- 人が足りない
- 現場が疲弊している
- 改善されない問題が放置されている
そんな状態で、
「SNS映え」
「イベント集客」
「イメージアップ」
だけを頑張っても、土台が崩れているんです。
例えるなら「段ボールで家を作る」ようなもの
例え話をします。
中身がスカスカなまま広告だけ頑張る施設は、
段ボールで家を作っているようなものです。
見た目はそれっぽい。
写真に撮れば、家に見える。
SNSに載せれば「素敵!」って言われるかもしれない。
でも、
雨が降ったらどうなるか。
風が吹いたらどうなるか。
一瞬で壊れます。
そして一番被害を受けるのは、
そこで働くスタッフであり、
利用する患者・利用者なんです。
本当に健全な病院・施設は「広告が控えめ」
これも、現場に長くいる人なら分かる話ですが、
本当に中身がしっかりしている病院・施設ほど、広告は控えめです。
なぜなら、
- 紹介が紹介を呼ぶ
- スタッフが辞めない
- 評判が自然に広がる
から。
無理に「集めに行く」必要がない。
逆に言えば、
広告を打ち続けないと回らないという時点で、
何かがおかしいサインでもあります。
正しいSNS・広告の使い方とは
SNSや広告が悪いわけではありません。
使い方の問題です。
正しい使い方は、こうです。
- 現場改善をした「結果」を発信する
- スタッフの声が反映された変化を伝える
- 利用者・患者にとってのメリットを見せる
つまり、
「中身 → 発信」。
これを理解していない病院・施設ほど、
「とりあえずSNS」
「とりあえずイベント」
に走ります。
これから病院・施設を選ぶ人へ
患者さん、利用者さん、家族、
そして転職を考えている福祉・医療職の方へ。
SNSが派手だから
広告が多いから
イベントをやっているから
それだけで
「良い病院」「良い施設」
だと思わないでください。
中身がどうか。
現場が回っているか。
人が定着しているか。
そこを見ないと、
後で必ず違和感に気づきます。
最後に
オープンな発信は、確かに時代に合っています。
でも、中身が空っぽのオープンさほど危険なものはありません。
どうか、
段ボールの家に住まされる前に。
段ボールの職場で消耗する前に。
「広告の頑張り方」を、
一度、冷静に見てみてください。


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