今や介護施設も病院も潰れる時代。あなたの職場は大丈夫⁉︎
こんにちは、元医療ソーシャルワーカー、介護施設相談員のわいじろーです。
かつては「医療」「介護」と言えば、安定職の代名詞でした。ところが今、現場では「この施設、来年もあるのか?」「ウチの病院、潰れないよね?」と、不安の声が飛び交っています。
実際に、全国各地で介護施設や病院の閉鎖・統合・買収が相次いでいます。特に地方では、人口減少・財政難・人材不足の三重苦で、かつての“安定神話”は崩壊しつつあるのが現実です。
この記事では、「職場がヤバいかもしれない5つの危険サイン」と「不安があるなら転職を急ぐべき理由」を解説します。
もし今の職場に違和感や不安がある方は、最後まで読んでみてください。
【1】実は増えている!介護施設・病院の閉鎖事例
厚労省や新聞記事をチェックしていると、「地域包括ケア病棟を閉鎖」「特養が人材不足で運営停止」などのニュースは、もはや日常茶飯事です。
最近ではこんなケースも——
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赤字続きで、法人が他法人に吸収合併
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人材不足から、新規利用者の受け入れ停止 → 経営悪化 → 閉鎖
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建物の老朽化と補助金カットで、建て替えもできずにそのまま終焉
つまり、潰れるのは“どこか遠くの話”ではなく、“自分の職場でも起こりうる”ということ。
【2】危ない職場の5つの特徴
あなたの職場が次の5つのどれかに当てはまっていたら、要注意です。
① 収益構造が脆弱
利用者が増えても黒字にならない。慢性的に補助金頼み。
特に「療養病床」「サ高住」「小規模多機能」などは、制度改正の影響をモロに受けやすいです。
② 職員の離職率が高い
1年以内で辞める人が多い。リーダーやベテランがどんどん抜けていく。
残るのは新人と古株だけで、業務がまわらない状態。
③ 人件費を削りすぎている
とにかく安い。ボーナスが出ない。昇給がない。
「人に投資しない職場」は、人が去り、サービスの質が下がり、最後は利用者も去ります。
④ 方針がコロコロ変わる
経営者の思いつき、あるいは外部コンサルの指示で現場が振り回されている。
「また今日から書類の様式変わるって…」「昨日と言ってること違うじゃん」これ、危険信号です。
⑤ 利用者・家族・関係機関からの評判が悪い
「○○施設、やばいらしいよ」と噂されている。
信用は一度失うと取り戻せません。そして信用を失った施設は、経営も長続きしません。
【3】不満を抱えたまま、沈む船に乗り続けますか?
職場に「不満」があるというのは、大きなシグナルです。
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いつまでも給与が上がらない
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業務がブラックすぎる
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上司のパワハラ・無能ぶりが目に余る
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意見を言っても全く通らない
それって…「ただの居心地の悪さ」ではなく、「沈みかけている船」の上で疲弊しているだけかもしれません。
【4】転職活動は“保険”になる
すぐに辞めるつもりがなくても、**転職活動をしておくこと自体が“リスクヘッジ”**になります。
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「他にどんな職場があるのか」を知る
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自分の市場価値を確認する
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いざという時の“逃げ道”を確保する
これは心の余裕にもつながります。
「この職場がヤバくても、自分には行ける場所がある」と思えるだけで、今の仕事にも前向きになれたりします。
【5】本当に辞めない方がいい人もいる
とはいえ、全員が転職すれば良いという話ではありません。
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給与・勤務環境に不満がなく、チームに恵まれている
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自分のスキルアップができる職場である
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地域の中での信頼が厚く、やりがいを感じている
このような人は、今の職場で力を発揮し続けるのも一つの道です。
ただし「なんとなく惰性で働いている」「辞める勇気がない」だけなら、それは人生の消耗です。
【まとめ】今こそ、あなたの職場を“見直す”タイミング
医療・介護の世界にも、もはや“安定”はありません。
自分の職場は本当に信頼できる場所か?
将来性があるか?
自分の人生を任せていいのか?
その問いに「YES」と即答できないなら、動き出す時です。
転職=逃げではなく、自分と家族の生活を守るための手段です。
早めの情報収集と準備を、ぜひ意識してみてください。
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