晩酌福祉士:男の育休シリーズ Vol.2
「育休明けたら地獄だった。事務長と説明会と、無力な僕。」
🍶プロローグ:2週間の奇跡、そして悪夢の再スタート
育休、たった2週間でした。
だけど、その2週間で妻は少し元気を取り戻して、
僕は初めて娘の寝返りを見ることができた。
あの瞬間の感動は、今もハッキリ覚えてます。
「よし、また頑張ろう」って、心から思えた。
……でも、その感動の余韻は職場復帰とともに粉々に砕けました。
🏥育休明け、いきなり地獄の“説明会”
久々の職場復帰。
やっぱりちょっと緊張しますよね。
すると上司から一言。
「あ、今日さ、ケアマネ向けの説明会するから、出てくれる?」
……え、今日ですか?
復帰初日に??
「あ、大丈夫!自分が説明全部するから、横に座っとくだけで。」
……いや、事務長!?
僕、育休明けたばっかりで何も分かってないですけど!?
🧓最恐キャラ登場:「説明の下手な事務長」
この事務長がまた、すごい。
説明が超絶・圧倒的・致命的に下手。
話が回りくどくて要点が全く伝わらない。
横で聞いてても「これ…逆に混乱させてない?」ってレベル。
案の定、会場のケアマネさんたちはポカン。
質疑応答で質問が飛んできても、返すのは論点のズレた謎トーク。
そのたびに、なぜか僕の方を見るケアマネさんたち。
「そっちに聞いていい? なんか説明よく分かんないんだけど…」
という視線。
でも僕、2週間前までおむつ替えてましたから!
😇事務長のドヤ顔と、崩れ落ちる僕
説明会終了。
案の定、ぐちゃぐちゃ。
でも事務長は言うんですよ。
「いや〜、うまく伝えられたと思うよ〜」って。
……どの世界線の話ですか?
ケアマネさんたちの困惑、
現場スタッフのフォロー、
そして復帰初日で全力消耗した僕。
帰りの車で、 「俺、復帰したくなかったな…」 って本気で思いました。
👶家庭では少しだけ穏やかな時間が流れていた
一方で、家の中は少し落ち着いてきていた。
妻はまだ大変だけど、
2週間、育児を一緒にやったことで
“少しだけ前を向けるようになった” って言ってくれた。
娘も、相変わらず寝てる時しかミルクは飲まないけど、
その寝顔を見てると、不思議と疲れが和らぐ。
🍺それでも、晩酌がうまい理由が一つだけある
その夜、家に帰って開けたビールの一口目。
なんだか、うまい。
疲れ果てて、うんざりして、それでも家族の顔を見るとホッとする。
事務長は相変わらずだったけど、
家に帰って娘が笑ってる動画を見せられて、ちょっと泣きそうになった。
📝おわりに:「育休からの復帰」って、想像以上にしんどい
復帰して思ったのは、
育休を取る勇気も必要だけど、復帰する覚悟もいるってこと。
特に、組織がバタついてる職場ならなおさら。
赤字経営、事業承継、病棟編成…
そこに自分の「育休明けです」って存在が乗っかると、まあ地獄です。
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