福祉職の転職って、他の業界と比べると一見“簡単”に見えるんですよね。
求人は常にあるし、「未経験OK」「資格取得支援あり」なんて文句も多い。
でも──その裏側には、転職経験者しか知らない“罠”が潜んでいます。
僕自身、医療ソーシャルワーカー・老健相談員・地域包括支援センターと3つの現場を経験し、その途中で何度か転職してきました。
そのたびに
「うわ…そこ落とし穴だったか…」
と痛感した瞬間がありました。
この記事では、同じ道を歩く人を増やさないためにも、福祉職が転職で失敗しやすい3つの罠を実体験ベースでまとめます。
もし今、転職を考えているなら──読んで損はないと思います。
罠①:給料に釣られて入ったら“人間関係が地獄”
福祉業界の求人って、たまに妙に給料が高いところがあるんですよ。
残業代込みで手取りが増えそう…みたいなやつ。
僕も1度、
「おっ、ここ給料良さそうじゃん」
と軽い気持ちで面接に行ったことがあります。
結論:給料が高い=人間関係が壊滅している可能性が高い。
これは本当に多いです。
なぜなら、
・職場がブラックで離職率が高い
・人手不足が深刻すぎて求人で釣るしかない
・怒鳴る上司がいたり、派閥が凄かったり
こういった“強烈な理由”が隠れているから。
その職場もまさにそんな感じで、
見学の時点でスタッフがピリピリしていて、
「ここの空気…無理だわ」
と一瞬で察しました。
もし求人票に「高給与」「即採用」「人柄重視!」なんて言葉が並んでいたら、ちょっと警戒してみた方がいいかもしれません。
罠②:仕事内容が“聞いていた話”と全然違う
福祉転職あるある第2位。
面接では優しい笑顔で
「うちは残業ほぼないよ〜」
「担当数は数件くらいで、みんな無理なく働けてるね」
と言われるのに、実際に入ったら…
・残業毎日
・件数30件以上
・急な送迎も頼まれる
・何でも屋みたいな扱い
こんな地獄パターン、めちゃくちゃあります。
僕も1度、医療ソーシャルワーカーで転職した際、
退院支援の他に、事務の雑務、広報業務、クレーム対応、行事の強制参加、手伝い、準備等、ソーシャルワーカー業務以外の仕事を山ほど抱えた経験があります。
極めつけは夜間救急の当直業務。
いや、面接にも応募内容にもそんな業務あるってなかったですやん…。
原因はシンプルで、
✔ 面接担当が現場の実態を把握していない
✔ 求人票を「良く見せたい」
✔ 現場が崩壊している
などが理由。
仕事内容が曖昧な職場は100%危険。
現場スタッフに直接話を聞くか、見学時の雰囲気をしっかり確認するのが本当に大事です。
罠③:研修体制ゼロ問題(新人放置は福祉業界のあるある)
福祉の仕事って“新人教育が丁寧そう”なイメージを持たれることが多いんですが、実際は真逆で、
新人放置や経験者放置がめちゃくちゃ多い
という事実があります。
僕も転職した先で
「この書類どう書くんですか?」
と聞くと
「え、そこは自分で考えて」「似たような事やったことあるでしょ、適当にやっといて」
みたいな無茶ぶりをされたことがあります。
いや、考えるにも限度があるやろ…。
研修体制がない職場に入ってしまうと、
・失敗が増える
・自信がなくなる
・人間関係が悪くなる
・最終的に「辞めたい」に直結する
この負のスパイラルにハマります。
特に、
「新人研修あります!」「経験者優遇!」
と書いてあるのに中身が空っぽ、というケースも珍しくありません。
じゃあ、どうすれば転職で失敗しないのか?
結論、以下の5つだけしっかり押さえればOKです。
✔① 見学は必ず行く
→ 雰囲気・スタッフの表情・利用者との距離感を見る
✔② 面接で“あえて深堀り質問”をする
「離職率はどれくらいですか?」
「1日の業務スケジュールは?」
「平均担当件数は?」
こういう質問が一番効果あります。
✔③ 求人票の“良すぎる条件”を疑う
→ 書いてあるほど甘くない
✔④ 口コミサイトより“現場の声”を重視
→ 見学で分かる情報のほうが新鮮
✔⑤ 転職サイトのキャリアアドバイザーを使う
→ 福祉業界に強い担当者の存在はデカい
僕が実際に使ってよかった“福祉特化の転職サービス”
僕が転職する時に助けられたのが、福祉系に強い転職エージェントでした。
求人票の裏側を教えてくれたり、
「この施設は離職率が高いからやめたほうがいいですよ」
みたいに、普通は知れない情報をくれるんです。
福祉職の転職は、情報戦です。
1人で探すより、プロに裏側を聞いたほうが圧倒的に失敗が少ない。
最後に:転職は“逃げ”じゃなくて“戦略”
福祉業界は、人間関係・待遇・業務量で悩むことが本当に多いです。
だからこそ、転職は“逃げ”ではなく、
自分の人生を守るための戦略
なんですよね。
僕自身、転職を繰り返したことで見える景色が変わりました。
あなたにも、今より幸せに働ける職場が必ずあります。
焦らず、でも止まらず。
少しずつ動き出しましょう。


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